長野自然電力、小布施町における小水力発電所着工のお知らせ

2017.12.18[プレスリリース]

自然電力グループ初となる小水力発電事業

自然電力株式会社(本社:福岡県福岡市中央区荒戸/代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也、以下「自然電力」)が100%出資し設立した、長野自然電力合同会社(本社:長野県上高井郡小布施町、以下「長野自然電力」)は、長野県が公募した補助対象事業、「平成29年度自然エネルギー地域発電推進事業」への提案が採択され、2017年12月14日に、初となる小水力発電所を長野県で着工いたしましたので、お知らせいたします。

この度、長野県が公募した「自然エネルギー地域発電推進事業」は、地域主導型の自然エネルギー発電事業を「収益納付型補助金」により支援し、県内各地へ普及させることを目的とした施策です。長野自然電力は、公募事業の採択を受け、長野県上高井郡小布施町の協力を得て、同町において、「小布施松川小水力発電所」(以下「本発電所」)の建設を開始いたしました。なお、本発電所が、自然電力グループにとって初の小水力発電事業の着工プロジェクトとなります。

本発電所は、長野県小布施町の松川から取水した同町の用水路を活用した流れ込み式発電所で、約190キロワットの発電能力を有しています。本発電所の水車は、小水力発電事業におけるパートナーである、GUGLER Water Turbines GmbH(本社:オーストリア共和国ゴールドヴェルト/CEO:アロイス・ググラー、以下「GUGLER(ググラー)社」)のフランシス型水車を使用する予定です。なお、本発電所の年間発電量は、約117万キロワット時を見込んでおり、これは一般家庭約360世帯の年間使用電力量に相当します。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)を活用し、中部電力へ売電する予定です。

自然電力は、今後も自治体等と連携し、地域に根ざした再生可能エネルギーの普及を積極的に行うとともに、GUGLER社とのパートナーシップを通じ、GUGLER社が持つ小水力発電用水車とエンジニアリング技術の日本市場への導入を促進し、国内の小水力発電用水車の供給不足の解消を図りながら、小水力発電事業の普及と持続可能な社会の構築に貢献することを目指します。

【事業概要】

発電所名小布施松川小水力発電所
発電所所在地長野県上高井郡小布施町大字雁田
事業主長野自然電力合同会社
事業開発自然電力株式会社
最大使用水量約1.5㎥/s
有効落差約14.4 m
発電出力約190 kW
想定年間発電量約117万kWh/年
(一般家庭約360帯分の年間電力消費量に相当)
着工日2017年12月14日
運転開始予定2018年 春