オーストリアの小水力発電用水車メーカー GUGLER社との業務提携協議および 「第11回再生可能エネルギー世界展示会」への共同出展のお知らせ

2016.06.28[プレスリリース]

自然電力株式会社(本社:福岡県福岡市中央区荒戸/代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也、以下「自然電力」)は、GUGLER Water Turbines GmbH(本社:オーストリア共和国ゴールドヴェルト/CEO:アロイス・ググラー 、以下「GUGLER(ググラー)社」)と、小水力発電事業における業務提携の協議を進めています。なお、2016年6月29日~7月1日に横浜で開催される「第11回再生可能エネルギー世界展示会」に、共同でブースを出展いたしますので、あわせてお知らせいたします。

自然電力は、グループとして、開発からEPC(設計・調達・建設)、O&M(運営・保守)まで日本全国で累計約700メガワット(2015年12月末時点)の太陽光発電事業に携わった実績を持ちます。自然エネルギーの国内における定着化・安定供給化の施策とし、2015年からは風力・小水力事業にも積極的に取り組んでいます。小水力発電は、起伏に富み降水量の多い日本に適しており、昼夜、年間を通じて安定した発電が可能な自然エネルギーです。一方で、水車の供給不足等により、事業化が進みづらいという実情を抱えてきました。自然電力では、この課題を解決し、国内での小水力発電事業の早期実現を達成するため、小水力発電事業で先行する欧州において、実績および知見の豊富なパートナー企業を探してまいりました。

GUGLER社は、オーストリア共和国に本社を置く約100年の歴史を持つ企業です。5キロワットから20メガワットの小水力発電に適したカプラン水車、フランシス水車、ペルトン水車といった各タイプの水車と、小水力発電に必要な電気・機械装置のグローバルサプライヤーであり、水車の供給実績は全世界において800基を超えています。今回、GUGLER社が日本へ本格進出するにあたり、当社の太陽光発電事業のEPC、O&Mにおけるjuwi(ユーイ)株式会社(本社:ドイツ連邦共和国ヴェルシュタット/CEO:フレッド・ユング)との共同事業が順調であり、グローバルビジネスに関する知見や対応力が十分であること、太陽光発電事業における開発事業者および事業主(IPP)として国内に幅広いネットワークを持つこと等の実績を評価頂き、パートナーシップに向けた協議を進めるに至りました。本業務提携により、自然電力は、当社が開発する小水力発電事業へのGUGLER社製水車・関連機器の導入のみならず、日本国内における同社製機器の供給とエンジニアリング技術の提供を行う予定です。特に、多くの需要が見込まれる100キロワット以上の水車については、GUGLER社からの日本国内への輸入及び再販売を自然電力が優先的に実施することを計画しております。

なお、自然電力とGUGLER社の取り組みを業界の皆様に広く知っていただくため、自然エネルギーの全分野を網羅した日本最大の展示会である「第11回再生可能エネルギー世界展示会」に、共同でブースを出展いたします。

自然電力は、GUGLER社とのパートナーシップを通じ、GUGLER社が持つ小水力発電用水車機器とエンジニアリング技術の日本市場への導入を促進し、国内の小水力発電用水車の供給不足の解消を図り、日本各地域のニーズに適した小水力発電事業の普及と持続可能な社会の構築に貢献することを目指します。

【第11回再生可能エネルギー世界展示会 概要】

名称第11回再生可能エネルギー世界展示会
日程2016年6月29日(水)~7月1日(金) 10:00~17:00
会場パシフィコ横浜
主催再生可能エネルギー協議会
共同出展ブースR−1502
出展社名自然電力株式会社
公式HPhttp://www.renewableenergy.jp/2016/