自然電力グループに入社したきっかけは?
海に囲まれた町で生まれ育ち、上京してからもサーフィンで海に通い、海からたくさんのことを学んできました。
しかし次第に海の環境が悪化していくのを感じ、東日本大震災をきっかけに、環境問題を解決することを目指したビジネスに携わりたいと考えました。
企業活動を行いながらも環境負荷を抑えていくという両立の難しさを実感していたとき、「売上があがることがそのまま地球にとってよいことをしている数値になる」という創業者の言葉を聞き、自然電力で働いていくことを決めました。
エネルギービジネスも、スタートアップも当時は経験も知識もなく、「1GW(原発1基分相当)の自然エネルギー発電所をつくる」という果てしない目標に実感を持てないままでしたが、飛び込んでみると必然的に知識も増え、紆余曲折・試行錯誤を経て気づけば「1GW」の目標も達成に近づいています。
自然電力グループで成し遂げたい事は?
二酸化炭素の排出源として約7割を占めるのがエネルギー産業です。その産業を自然エネルギーの力で次のステージへ進め、産業としても確立されたものにすること。そして、私たちの着る服や食べるものと同じように、エネルギーについてもつかう側も意志をもって選択し思考することができるような仕組みや機運をつくりだすことを、自然電力で実行していきたいです。
私個人としては、上記を達成するために、自然エネルギーのことを少しでも考えてもらうきっかけになるような商品や体験を提供していきたいです。
これまでの社会人経験は?
大学卒業後、総合商社で自動車のビジネスに関する会計・税務を担当、3年半の勤務の後退職。
半年間のニート(旅しながらサーフィン)期間に東日本大震災を経験し、環境問題の解決に携わることのできる仕事を探し、アウトドアアパレルメーカーに勤務。その後すぐに自然電力の創業を知り、自然電力での勤務も開始、二足のわらじとなりました。
創業後間もない自然電力では経理・総務の業務に始まり広報・採用を担当、その後人事部の立ち上げを行いました。そして2018年から、新規事業である電力小売事業部に異動し、地域新電力や法人向け小売事業を担当しています。(* 2021年に現所属に異動)
解決しなくてはいけないと思っている社会問題は?
表層として現れている社会問題は多く、環境問題始め解決しなければならないことは色々あると思いますが、根本的な問題は”思考して行動しないこと(あるいは、思考しないようにされてしまっていること)”にあると思います。エネルギーのこともそうですが、私たちの多くは”知らずに・意識せずに”現状をつくりだしているように思います。
日本人にとって得意なはずの「八百万神」の考え方や、つまりはものや自然や相手を思いやって大切にする精神を一人ひとりが発揮できれば(発揮できる状態が整えば)、意外と多くのことは解決するのではないかと思います。