自然電力グループが開発・建設を手掛ける太陽光発電所を投資対象資産とした 「ケネディクス自然電力ファンド」 第1号案件に関するお知らせ

2016.09.14[プレスリリース]

自然電力株式会社(本社:福岡県福岡市中央区荒戸/代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也、以下「自然電力」)は、ケネディクス株式会社(本社:東京都中央区日本橋/代表取締役:宮島大祐、以下「ケネディクス」)と、2016年3月31日に共同で設立、運用することに合意した「ケネディクス自然電力ファンド」(以下「本ファンド」)の第1号案件として、自然電力グループが開発・建設を手掛ける4件の太陽光発電所を投資対象資産とすることを決定しました。また、ケネディクスが組成したKSF1合同会社(以下、「本プロジェクト」)への出資に関する契約が、2016年9月13日に、本ファンド投資家とケネディクスとの間で締結されましたので、お知らせいたします。

本ファンドは、全国の再生可能エネルギー発電所を投資対象として、高品質かつ地域に根ざした再生可能エネルギー発電所の開発と運営の推進を企図しています。

今回投資対象資産となった4件の太陽光発電所は、全て栃木県に所在しています。2016年1月より稼働を開始した「大田原市寺宿1太陽光発電所」(出力約1.7メガワット)および、2016年6月に着工し、同年12月に完工予定の3案件、「那須塩原市笹沼1太陽光発電所」(出力約1.3メガワット)、「那須塩原市笹沼4太陽光発電所」(出力約1.3メガワット)、「那須町寺子太陽光発電所」(出力約1.8メガワット)の合計約6.1メガワットで構成されます。すべて、自然電力が開発を行い、グループ会社である、juwi(ユーイ)自然電力株式会社(本社:東京都文京区本郷/代表取締役:長谷川雅也、ラグラム・ナタラヤン、以下「juwi自然電力」)がEPC(設計・調達・建設)を手掛けるものです。また、O&M(運営・保守)業務は、juwi(ユーイ)自然電力オペレーション株式会社(本社:東京都文京区本郷/代表取締役:磯野久美子、ラグラム・ナタラヤン)が受託いたします。

自然電力グループは、再生可能エネルギーの日本における普及と定着化を目指し、長期的に安定稼動する太陽光発電所の設置に向け、これまで全国で約700メガワット(2015年12月末時点)の太陽光発電事業に携わってきた実績を持ちます。グループ全体で、開発・資金調達・EPC・O&Mまで、発電所設置に必要なすべての業務をワンストップで行うことを特徴としており、特に、資金調達については、本ファンドを活用してより一層の事業化の推進を目指しております。国内における太陽光発電所の設置計画を巡っては、固定価格買取制度(FIT)の変更により、2017年4月1日時点で電力会社との接続契約が未締結である取得済みの設備認定は失効することが決定しています。自然電力グループとしては、今後、認定を取得しながら何らかの課題により未稼働となっている全国の発電所設置計画についても広く情報を集め、事業化の実現に取り組むとともに、国内における再生可能エネルギーの普及と持続可能な社会の構築を目指してまいります。

【ケネディクス自然電力ファンド概要】

名称ケネディクス自然電力ファンド
出資額最大 80 億円(予定)
総資産規模最大 400 億円程度(予定)
投資対象太陽光、風力、小水力又はバイオマス発電所等
出資者複数の国内金融法人
運用者ケネディクス、自然電力
基本理念
  1. 再生可能エネルギー発電所の売電収益を原資として、長期安定的なファンドパフォーマンスの実現を目指すものであること。
  2. 国内再生可能エネルギー発電所、並びに、金融商品市場の多様化、拡大への貢献を目指すものであること。
  3. 地域に根差した再生可能エネルギー発電所の開発、運営を推進することにより、地域経済の活性化及び発展を目指すものであること。

【全案件運転開始後の想定スキーム図】

【本プロジェクトの概要】

所在地栃木県
現況

稼働済:

「大田原市寺宿1太陽光発電所」(出力約1.7MW)

建設中:

「那須塩原市笹沼1太陽光発電所」(出力約1.3MW)

「那須塩原市笹沼4太陽光発電所」(出力約1.3MW)

「那須町寺子太陽光発電所」(出力約1.8MW)

合計パネル出力6.1MW
運転開始(予定)日稼働済:2016年1月、建設中:2016年12月