自然電力初となるブラジルで太陽光発電所第一号案件 完工のお知らせ

2019.07.16[プレスリリース]

自然電力株式会社(本社:福岡県福岡市/代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也、以下 「自然電力」)とブラジル現地のパートナーであるエム・エス・コンストリア・サポーチ(MS Consultoria e Suporte、本社: ブラジル連邦共和国フェイラ・デ・サンタナ、代表:ブルーノ・スザート、以下「MS Consultoria e Suporte」)が共同で設立した現地合弁会社シゼン・エネルジア・ドゥ・ブラジル(Shizen Energia do Brasil Ltda、所在地:ブラジル連邦共和国、以下「Shizen Brazil」)と、ブラジルで不動産開発を行うエスパス・イプシロン(Espaço Y、本社:ブラジル連邦共和国ブラジリア州/代表取締 役:Daltro Noronha, Flávio Barros、以下「Espaço Y」)は、ブラジル連邦共和国ブラジリア州にて現地時間2019 年 1 月 29 日より建設を始めていた出力約1.1MWの太陽光発電所「CAPÃO SECO(カポ・セコ)」の系統接続を現地時間2019年7月12日(日本時間:7月13日)に完了し、完工式を執り行いました。 また、2019年8月中の商業運転開始を予定しています。

本発電所は、ブラジル連邦共和国ブラジリア州に位置するオーガニックの唐辛子やトマトを生産する農場の一部を利用して、出力約1.1メガワット(DC)のメガソーラーを運営するものです。本発電所のプロジェクトに参加する需要家は、政府が後援する遠隔ネットメータリングシステム(*)に登録され、クリーンな電気を割安な価格で利用することができます。

現地での式典に参加した自然電力代表の川戸は「自然電力初となる国外でのプロジェクトが無事完工したことを非常に嬉しく思います。ブラジルのように、今後更なる電力需要の増大が見込まれる地域において、自然エネルギーを広めていくことは重要と考えており、このプロジェクトを皮切りに、ブラジルをはじめ、益々の電力需要が見込まれる地域において、人々のエネルギーの使い方に影響を与えるような、自然エネルギー発電所の開発とコミュニケーションを続けます」と、述べています。
MS Consultoria e Suporte代表のブルーノ・スザートは「自然電力は2018年より現地法人を設立し、Espaço Yとパートナーシップを組み、ブラジルマーケットへの参入を進めてまいりました。この度、Shizen BrazilとEspaço Yは最初の成果として、共同で、ブラジリアにおける約1.1MW(DC)の太陽光発電所の完工に成功しましたが、今後も20MW以上の太陽光発電所の建設に取り組む予定があります」と、説明しています。
自然電力は、自然エネルギー発電所の開発を通じて、未来のための電力を作り、そして、人々や企業のエネルギーの使い方に影響を与えていくことを目標としています。スザートは、「海外への事業拡大は、“エネルギーから世界を変える”というコミットメントの実現に向けた重要なステップのひとつとして位置付けています」と、述べています。

ブラジルは、世界で上位10か国に入るエネルギー消費国(2018年時点)の1つであり、今後数年間にわたって電力需要の増加が見込まれます。ブラジルの再生可能エネルギー電源による発電容量の割合は全体の80.3%を占め、主に水力発電によって発電されています。一方で、2012年から太陽光発電や風力発電などの他の発電方法が、政府から積極的な支援を受けています。

*:「ネットメータリング(net-metering)」は分散型発電設備の所有者に対する電力料金の算定手 法のことです。消費者は、送配電網から購入した電力の消費量から、自身が所有する太陽光発電シ ステムの発電量を差し引くことができます。一方、発電量が消費量を上回った場合は、余剰分を次 の月に繰り越すことができます。アメリカでは全 50 州のうち 43 州とワシントン DC で導入され ており、ブラジルでも 2015 年 11 月にネットメータリングに関する法律が改正され、政府が自然 エネルギーの導入を促しています。

【事業概要】

発電所名CAPÃO SECO(カポ・セコ)
発電所所在地ブラジル連邦共和国ブラジリア州
事業主Espaço Y および Shizen Brazil
発電出力約1.1MW(DC)
着工日2019年1月29日(現地時間)
完工日2019年7月12日(現地時間)

【太陽光発電所「 CAPÃO SECO (カポ・セコ)」 写真】

【Espaço Y について】

25 年前に設立した EspaçoY は、不動産開発、建設、コールセンターなどを含む複数の事業を展開 している。住宅、不動産、および電気通信業界で地域を代表する企業である。2018 年に Shizen Brazil とのパートナーシップを発表したのち、再生可能エネルギー分野に参入した。EspaçoY は、 社会的責任と持続可能な開発へのこだわりを持って、理想の住居地域を開発することを目指してい る。

  • 本社:SHCN 202 Bloco A – salas 201/202/204, Brasília-DF, Brazil
  • 代表取締役:Daltro Noronha, Flávio Barros
  • Tel:+55 61-3035-0600
  • URL:https://espacoy.com.br/
  • 事業内容:住宅・不動産事業、コールセンター事業

【自然電力株式会社について】

2011 年 6 月設立。「エネルギーから世界を変える」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2019 年 2月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。

  • 本社:福岡県福岡市中央区荒戸1-1-6 福岡大濠ビル3F/6F
  • 代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
  • 代表電話番号:092-753-9834
  • URL:http://www.shizenenergy.net/
  • 事業内容:太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の発電事業(IPP)、事業開発・資金調達、アセットマネジメント、個人・法人向け電力小売事業等