ベトナムにおいて自然電力グループが関わる初の太陽光発電所プロジェクトが商業運転開始

2021.02.05[プレスリリース]

自然電力株式会社(以下「自然電力」)の出資会社であるShizen Malaysia Sdn. Bhd.が出資および建設管理を行うベトナムの大規模太陽光発電所「Hau Giang太陽光発電所」(35MWp(DC))は、この度、2020年12月26日に商業運転を開始しましたのでお知らせいたします。

本プロジェクトは、現地パートナー企業であるHalcom Vietnam JSC(以下「Halcom」)との2件目の共同プロジェクトであり、また、ベトナムにおいて自然電力が関わる初の太陽光発電所プロジェクトです。

本発電所は、ベトナム南部のハウザン省フンヒエップ県における33haの土地に建設されました。ハウザン省にとっても初の太陽光発電所であり、建設にあたってはハウザン省政府当局の強力な支援と地元住民の方々のご協力を受けています。本プロジェクトでは各関係者が一体となり、2020年6月の着工から6ヶ月という短期間での完工を実現しました。自然電力は、グループ内における国内外での開発・EPC・O&M・アセットマネジメントに関するノウハウを生かし、設計・建設マネジメントといった技術的側面のみならず投資的側面においても貢献しました。

年間発電量は約5,080万kWhを見込んでおり、発電した電力はベトナム電力公社に売電します。電力需要が年々増加しているベトナムにおいて、本発電所は自然エネルギー由来のクリーンな電力を供給し、地域の経済発展と二酸化炭素排出量の削減に貢献します。

自然電力は「青い地球を未来につなぐ」ことを自らのPURPOSE(存在意義)として掲げ、より多くの人々が地球上で幸せに暮らし続けるために、世界中で自然エネルギー発電所をつくり安全で持続可能な電気が使われる暮らしを広げていくことを目指しています。今後も各地のパートナーと協業しながら、高品質かつ地元に目指した自然エネルギー発電所の開発・建設・運営・保守を通じて、“自然エネルギー100%の世界”の実現を加速させてまいります。

 

【Halcom Vietnam JSCについて】
2001年に設立されたベトナムの企業であるHalcom Vietnamは、都市・インフラ開発における投資・コンサルタントの分野での地位と役割を徐々に確立してきた。全国約50の都市と省において、再生可能エネルギー、上下水道、固形廃棄物管理・輸送への投資を中心に、コンサルティング業務は200件を超え、その大半は世界銀行(WB)、アジア開発銀行(ADB)、国際協力機構(JICA)、フィンランド外務省などの国際機関が出資するODA案件である。
Halcomは、独自の経営理念「いかなる場合も利益を目的としない」を掲げ、透明性と革新性をもってコミュニティと社会に持続可能な利益をもたらす、東南アジアの都市・インフラセクターにおける持続可能な開発のリーディンググループを目指す。

【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、日本全国でグループとして約 1 ギガワット(2020 年 9月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっている。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けている。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めている。