犬島チケットセンターの屋根上に太陽光発電設備を設置　「自然電力のでんき」ご利用者様の電気代の1％を活用

2021.08.18｜[実績情報]

　自然電力株式会社（以下「自然電力」）は、岡山県岡山市犬島において公益財団法人福武財団（香川郡直島・香川県）が運営する犬島精練所美術館犬島チケットセンターの屋根上に太陽光発電設備（以下「本発電所」）を設置し、2021年7月28日に完工・運転を開始しましたのでお知らせいたします。

　本発電所は岡山県岡山市犬島に位置する、犬島チケットセンターの屋根上に設置した太陽光発電設備です。本発電所の出力は約12kW、発電した電力は犬島チケットセンターにて消費します。犬島チケットセンターの年間電力使用量の約6～7割を自給することを見込んでいます。また、余剰分に関してはFIT制度を通じて四国電力送配電株式会社に売電し、不足分に関しては「自然電力のでんき」より供給いたします。

　なお、犬島チケットセンターは、近代化産業遺産でもある銅の製錬所跡を保存・再生した犬島精錬所美術館のチケット販売所にあたります。犬島は、福武財団が瀬戸内の離島で展開するアートの島の一つとして知られています。

　本発電所は、「自然電力のでんき」をご利用いただく皆様からお支払いいただいた電気代のうち１％（*１）が、自然エネルギー発電所建設への投資など、自然エネルギー発電所を増やすために使われるプロジェクト「Additionality（追加性）」の一号案件です。一般社団法人自然基金を通じて3,524,508円が助成されました。

※「Additionality（追加性）」について、詳しくは「Additionality Report」をご覧ください：https://shizendenryoku.jp/pdf/additionalityreport_202105.pdf

公益財団法人福武財団犬島担当岩下洋子様からのコメント

12年以上に渡る犬島でのアート活動に加えて、2020年度より、より自然に負荷の少ない環境を整え、島民の生活にも資する活動にも積極的に取り組みたいと考えました。そんな時に自然電力様とのご縁を頂き、ふんだんに降り注ぐ太陽光を生かした電力の供給を始めようと考えました。チケットセンターを皮切りに、島内での実践事例を、より拡大できるように進められればと考えています。

　自然電力は「青い地球を未来につなぐ」ことを自らのPURPOSE（存在意義）として掲げ、より多くの人々が地球上で幸せに暮らし続けるために、世界中で自然エネルギー発電所をつくり安全で持続可能な電気が使われる暮らしを広げていくことを目指しています。今後も多様な再生可能エネルギー電源の開発に取り組み、“自然エネルギー100%の世界”の実現を加速させてまいります。

■事業概要