ジャワ島における日用消費財工場及び印刷工場への3.1MW屋根置き太陽光発電システムを導入

環境省「令和4年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択

2022.10.17[プレスリリース]

アラムポート株式会社、株式会社新日本コンサルタント、自然電力株式会社がインドネシア合弁会社 PT ATW Alam Hijau を通して共同開発しておりました「ジャワ島における日用消費財工場及び印刷工場への3.1MW屋根置き太陽光発電システムの導入」事業が環境省の「令和4年度二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism: JCM)資金支援事業のうち設備補助事業(以下、JCM設備補助事業)[1]」に採択されました。

JCM設備補助事業はインドネシア政府と日本政府の協力の下で実施され、今回採択された事業は共同事業者であるPT Kao Indonesia(花王株式会社インドネシア現地法人)のジャワ島カラワン工場及びPT DNP Indonesia(大日本印刷株式会社インドネシア現地法人)のジャワ島カラワン工場の屋根に合計3.1MWの太陽光発電システムを設置するものです。

PT Kao Indonesia 及び PT DNP Indonesiaは初期投資を負担せずに価格競争力のあるクリーンな再生可能エネルギーを利用し、電気代を削減することが可能です。また、消費電力の一部を再生可能エネルギー由来に切り替えることで、事業活動における温室効果ガス(Green House Gas : 以下GHG )の効果的な削減に貢献します。本事業で想定されるGHG 削減量は、2,658 tCO2/ 年を見込んでおり、インドネシア政府の掲げる2060年までのカーボンニュートラル達成にも寄与するものです。

■事業概要

事業名

ジャワ島における日用消費財工場及び印刷工場への3.1MW屋根置き太陽光発電システムの導入

太陽光発電設備 定格出力

3.1MWp(2か所合計)

導入施設および所在地

「PT Kao Indonesia」カラワン工場(インドネシア、西ジャワ州、カラワン)
「PT DNP Indonesia」カラワン工場(インドネシア、西ジャワ州、カラワン)

国際コンソーシアム構成
事業者

代表事業者:アラムポート株式会社

共同事業者:自然電力株式会社
      PT ATW Alam Hijau
      PT Kao Indonesia
      PT DNP Indonesia

着工

2022年12月より順次

試運転開始予定

2023年8月

[1] 優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業。途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCMを通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの排出削減目標の達成に資することを目的とする。優れた脱炭素技術等の初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。

【PT ATW Alam Hijauについて】
2020年7月設立。AAHは自然電力株式会社、株式会社新日本コンサルタントを基幹企業とするNiXグループ、太陽光発電設備の販売事業とその建設事業を行っているATWグループとアラムポート株式会社の合弁会社。インドネシアにて屋上太陽光レンタル事業を展開している。
  ・本社:Jl. Duren Tiga Selatan No. 8, Duren Tiga, Pancoran, South Jakarta 12760, Indonesia
  ・代表取締役:西森聡一郎

 【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛ける。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開している。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供する。これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わっている。  
  ・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F  
  ・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也  
  ・URL:http://www.shizenenergy.net

【株式会社新日本コンサルタントについて】
1979年4月設立。新日本コンサルタントは、建設コンサルタント事業、国内・海外の発電事業を主力事業としており、特別目的会社も含め国内外の15の企業でNiXグループを形成している。特にインドネシアの発電事業においては、現地エンジニアリング法人を中心に、2か所の自社水力発電所を建設・開発中であり、今後も当地での事業拡大を計画している。
  ・本社:富山県富山市奥田新町1番23号
  ・代表取締役:市森 友明
  ・URL:https://www.shinnihon-cst.co.jp/

【アラムポート株式会社について】
2015年3月設立。アラムポートは、インドネシアを中心に東南アジアにおいて現地ニーズに寄り添った再生可能エネルギー事業推進のため、事業開発・投資、コンサル・アドバイザリー事業を行っている。太陽光、水力、バイオマス等、現地資源に合わせた幅広い自然エネルギー発電事業に携わっている。自然電力は、アラムポートに20%出資している。
  ・本社:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館6階 GOODOFFICE有楽町
  ・代表取締役:小谷文人
  ・WEBサイト:https://alamport.net/