自然電力、東南アジアで最大級となるフィリピンの陸上風力発電所における共同開発に合意
自然電力株式会社(以下「自然電力」)は、グループ会社であるShizen International(以下「自然・インターナショナル」)が参画するGanubis Renewable Energyコンソーシアムとともに、フィリピンにおける最大96MWの陸上風力発電(以下「本事業」)を共同開発することに合意し、MOUを1月31日に締結しました。
本事業は日本政府が推進するアジア・ゼロ・エミッション共同体(AZEC)と連携したものです。
このコンソーシアムは、自然・インターナショナルとフィリピンの再生可能エネルギー開発会社であるIsla Gran Viento社で構成されています。自然・インターナショナルはプロジェクトの技術・資金面を担当し、IGVは現地開発、送電網へのアクセス、許認可を担当します。
本事業は、ビサヤス地域にあるギマラス(Guimaras)に開発される予定で、2023年3月からフィジビリティスタディを行い、良好な結果が得られた場合はその後、2024年1月以降、発電所の建設を開始します。また、発電された電力はルソン島とビサヤス地域の配電事業者および小売事業者に供給される予定です。
本事業が実現した場合、東南アジアにおける最大級の陸上風力発電となり、フィリピン政府が推進するグリーンテクノロジーやゼロカーボンに向けた取組に対して貢献することとなります。
IGVのDanilo Panes社長は、「Ganubis風力プロジェクトは、IGVがフィリピン国内で初めて手掛ける風力発電所プロジェクトです。風力資源が豊富な地域であること、地域住民との協力関係が良好でビジネスに適した地域であること、プロフェッショナルで経験豊富な開発チーム、そして強力な戦略的パートナーである自然・インターナショナルと、プロジェクト成功のための要素がすべて揃っています」と述べました。
自然・インターナショナルのOliver Senter取締役兼CFOは、「東南アジア最大級の陸上風力発電所となるフィリピンの風力発電所プロジェクトにおいて、Isla Gran Viento社とパートナーシップを締結したことを大変嬉しく思います。地域社会と調和した再生可能エネルギー電源の開発を確立することで、世界の脱炭素化のニーズに応えるための重要なステップとなります。自然電力は、パートナー企業とともに、一日も早い再生可能エネルギー100%の世界の実現を目指しています」と述べました。
自然電力は「青い地球を未来につなぐ」ため、地域と共生する再エネ電源の開発にEMS・蓄電池等のデジタル技術を組み合わせることで、脱炭素化やエネルギーレジリエンス強化など様々なニーズに柔軟に対応し、一日も早い自然エネルギー100%の世界の実現を、パートナーの皆さまと共に目指します。
【Isla Gran Viento(IGV)について】
フィリピンの再生可能エネルギー業界や電力プロジェクトの投資家・開発者による人材ニーズの高まりに対応することを目的に設立された、長年の実践と経験によって培われた知識を持つ専門家集団。各地域の産業ニーズに合わせたソリューションと競争力のある価格のサービスを提供している。
・URL:https://www.islagranviento.net/
【自然電力株式会社について】
2011 年 6 月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、太陽光・風力・小水力・バイオマスによる再生可能エネルギー発電所の開発・資金調達・アセットマネジメントを手掛ける。2016年より海外事業にも注力しており、東南アジア・ブラジルを中心に開発・発電事業を展開している。また、2019年からはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のEMS(エネルギー管理システム)により、マイクログリットやVPPの構築やEVのスマート充放電サービス等を提供する。これまでグループとして国内外で 1 ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わっている。
・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
・代表取締役:磯野謙、川戸健司、長谷川雅也
・URL:http://www.shizenenergy.net
【自然・インターナショナル株式会社について】
2020 年 9 月設立。自然電力株式会社100%出資の子会社。自然電力株式会社の海外事業を統括し、主に東南アジア・ブラジルを中心に、海外における再生可能エネルギー発電所の開発およびアセットマネジメント業務を手掛ける。
・本社:福岡県福岡市中央区荒戸1丁目1番6号 福岡大濠ビル3F/6F
・代表取締役:古賀大幹
・URL:https://www.shizeninternational.com/