自然電力が出資するAlam Energy Indonesiaが兼松からの出資を受け入れ
~顧客の脱炭素化を共同で推進~
自然電力株式会社(本社:福岡県福岡市、以下「自然電力」)をはじめとした日系企業4社が出資し、インドネシアで太陽光発電設備レンタルを中心にカーボンフリーソリューション事業を行うPT Alam Energy Indonesia(以下、AEI) に兼松株式会社(以下、兼松)が新たに出資参画したことをお知らせいたします。これによりAEIへの出資比率はそれぞれ、自然電力グループ38.25%、アラムポート株式会社(以下、アラムポート)・NiX Japan株式会社・エンバイオホールディングス株式会社の三社合計36.75%、兼松25%となります。
兼松東京本社で7月28日に行われた調印式の様子
左から、アラムポート/代表取締役 小谷文人、兼松/執行役員 蒔田重信、自然電力/代表取締役 川戸健司、AEI/代表取締役 小川亮
AEIは2019年1月に設立され、傘下のPT Alam Energy Renewables(以下、AER)を通じて、インドネシアにおいて屋根置き太陽光レンタル事業を展開しています。
自然電力は、アラムポートとともにAEIを創業して以来、傘下のAERの主力事業であるインドネシアにおける屋根置き太陽光レンタル事業に対して、屋根置き太陽光設備の設計レビューや運転状況のモニタリングなどの技術面を中心に、多面的かつ継続的な支援を実施してまいりました。今後もこれらの取り組みを通じたAEIの事業拡大、価値創出に引き続き貢献してまいります。
兼松は、中期経営計画「integration 1.0」において、重点強化する提供価値の一つに「GX」を掲げ、推進しています。また、インドネシアにおいて、長年のトレーディングビジネスで培った豊富なネットワークや、省エネルギー・燃料消費削減システム等のGX商材と知見を有しております。
今回の兼松による資本参画を機に、各社が有する専門性・ネットワーク・知見などの強みを総合的に掛け合わせ、インドネシアでの屋根置き太陽光事業の拡大や、顧客ニーズに即した広範な脱炭素ソリューションの提供を通じ、インドネシア政府のNDC[1]への貢献と、持続可能性の向上を、共同で目指してまいります。
[1] Nationally Determined Contribution(国が決定する貢献):パリ協定に基づいてインドネシアが設定した温室効果ガス排出量削減目標と、その達成に向けた対策をまとめたもの)
各社代表者コメント
兼松株式会社 / 執行役員 蒔田重信
この度、AEI事業へ参画させていただく事を大変光栄に感じております。当社グループは、インドネシアで100年以上にわたり事業を展開しており、事業分野は食品・食糧・畜産、車両、電子、素材、鉄鋼、機械、物流など、多岐にわたります。
サプライチェーン全体での脱炭素化ニーズが益々高まる状況下、兼松が有するインドネシアの多様な顧客ネットワーク基盤や、GX分野の知見を最大限投下することで、AEIの事業発展、さらにはインドネシアの脱炭素へ貢献して参ります。
PT Alam Energy Indonesia / 代表取締役 小川亮
この度の第三者割当増資及び一部株式譲渡を通じ、兼松を当社の新たな経営パートナーとしてお迎えできますことを、心より光栄に存じます。当社は、インドネシアで屋根置き太陽光発電が解禁された直後の2019年1月に設立して以来、インドネシアの屋根置き太陽光発電事業のパイオニアとして、日系企業のお客様を中心に脱炭素化のご支援を続けてまいりました。
今回の兼松のご参画により、当社の屋根置き太陽光事業の展開を一層加速させてまいります。更に、兼松が持つ、省エネルギーシステム等に関する豊富な知見を掛け合わせ、お客様へより多角的なカーボンフリーソリューションを提供していく所存です。
これからも当社はお客様から第一に選ばれる脱炭素パートナーを目指し、真摯に事業に取り組んでまいります。
以 上
■PT Alam Energy Indonesiaについて
2019年1月設立。傘下にAERを抱える自然電力、アラムポート、NiXグループ、エンバイオ・ホールディングスの合弁会社。インドネシアにて合計30MW相当の屋上太陽光レンタル事業を展開している。
- 会社名: PT Alam Energy Indonesia
- Headquarters:Wework Sinarmas MSIG Tower 37th Floor, Jl. Jend. Sudirman Kav. 21, Setiabudi, Jakarta Selatan 12930
- URL: https://alamenergy.co.id/
■自然電力株式会社について
2011年6月設立。「青い地球を未来につなぐ」というパーパスを掲げ、太陽光、風力、バイオマスといった再生可能エネルギーを活用し、環境負荷を最小限に抑えながら地域経済の発展にも寄与する持続可能なソリューションを創出するとともに、再生可能エネルギーへの世界的なシフトを加速させるという使命を推進している。
2016年からは、東南アジアやブラジルでのプロジェクトを通じて国際的な事業展開を拡大。2019年にはエネルギーテック事業に参入し、自社開発のエネルギー管理システム(EMS)を通して、マイクログリッド、仮想発電所(VPP)の構築、スマートEV充放電サービス等のイノベーションを提供。国内外のグループ全体で1ギガワット以上の再生可能エネルギー発電事業に携わり、業界をリードする。
■AEI出資企業Webサイト
兼松株式会社:https://www.kanematsu.co.jp/
自然電力株式会社:https://www.shizenenergy.net/
アラムポート株式会社:https://alamport.net/
NiX Japan株式会社:https://www.nix-japan.co.jp/
株式会社エンバイオ・ホールディングス:https://enbio-holdings.com/