電気を「つくる」

診断・評価
専門家による発電所の診断・評価を行います。
概要
お手持ちの発電所の発電量や売電収入が予想より低い、よく停電するなどのお困り事はありませんか?
完工前や保証期間が過ぎる前の発電所の検査をお勧めします。
診断・評価サービスの概要
1検査・測定
EPC業者からの引き渡し時や瑕疵担保期間が終了する前など、事業主様に代わって、専門家の目で厳しく診断、評価します。
2データ分析
発電所を売買するにあたり、第三者の立場から性能や健全性の診断・評価を行います。
3レポート作成・報告
検査実施後、結果をまとめたレポートを提出します。
診断・評価サービスの一覧表
検査内容により、3種類の基本メニューをご用意しています。ご予算や目的に応じてお選び頂けます。
また、検査項目を自由に組み合わせたり、1項目だけ承ることも可能ですので、お気軽にご相談ください。
主な検査項目 | ライトコース | ミドルコース | フルスペックコース |
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1. 出力特性検査(IVカーブ測定) | |||
2. 赤外線サーモグラフィ検査 | |||
3. ストリング断線検査 | |||
4. 絶縁性能検査 | |||
5. EL(エレクトロ・ルミネッセンス)検査 | |||
6. アレイの状態検査 | |||
7. その他主要設備の目視検査 |
診断サービス
1出力特性検査(IVカーブ測定)
全てのストリングについて、IVカーブと呼ばれる出力特性を測定します。その結果をもとに発電所が設計通りの出力で発電しているか評価・解析を行います。また、異常のあるパネルの特定・原因分析も実施します。
実際のIVカーブのグラフ
※赤線のストリングは異常を示してします測定作業の様子
2赤外線サーモグラフィ検査
ホットスポットと呼ばれる異常過熱現象を発見し、PVモジュールの出力低下・焼損等のリスクを未然に防ぎます。
測定作業の様子
遮光がないのにホットスポット現象が発生しているパネル
※メーカーによる無償交換になる可能性があります。遮光によりホットスポット現象が発生しているパネル
3ストリング断線検査
専用の装置を用いて、ストリングの断線やクラスタ断線と呼ばれるパネル内部の断線を発見します。
4絶縁性能検査
絶縁性能が低下すると、漏電状態となり、発電所の長期間停止につながる可能性があります。
絶縁抵抗を測定することで、早期に問題箇所を特定し対策を打つことができます。5EL(エレクトロ・ルミネッセンス)検査
目視や赤外線では検出困難な内部状態をレントゲン写真のように視認することができます。セルクラックや内部断線などで出力が低下したパネルを発見することができます。
正常なパネル モジュール裏面にあるキズが内部まで及んでいるパネル
検収代行サービス
発電所の引き渡し時に行う検収作業を、お客様に代わり実施します。
専門技術を持ったエンジニアの目で、設計通りに不具合なく施工されているかを評価し、不具合があれば指摘を行います。
また、発電所の保守・運用にあたり、弊社の豊富なトラブル対応実績からトラブル未然防止のためのアドバイスもご提供しています。
検査内容
- 発電設備の検査太陽光パネル、PCS、接続箱などの電気設備が正しく据付けられているか検査します。
- 架台の検査架台の高さや垂直度、締付ボルトのトルクなどを測定し、構造物が正しく施工されているかを検査します。
- その他設備の検査日射計などのセンサー類や各所の防水処置など、発電所の運用やトラブル防止に関する検査をします。
- 安全性に関する検査ケーブル接続、接地など安全に関わる要素、設備が正しく施工されているかを検査します。
- 法令に関する検査標識やフェンスの高さなど法令に適合しているかを検査します。
- 完成図書の検査各種図面、仕様書、施工記録など完成図書としてあるべき書類が揃っているかを検査します。
(原則、EPC会社とのヒアリングも実施します。)
※検査は、上記に加えて「発電性能診断サービス(ミドルコース)」も行います。
項目の追加、削除など、柔軟に対応させて頂きますので、お気軽にご相談ください。
事例
パネルの傾斜角測定 ボルトのトルク測定 モジュールコネクタの取り付け状況確認 敷地内の洗堀を確認 電線管の防水処置を確認