J - クレジット

J - クレジットの特徴

J-クレジットは、J-クレジット制度(省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証する制度)に基づき発行されるカーボンクレジットのことです。

SBT・CDPへの活用やRE100の目標達成といった各種イニシアティブへの目標達成に利用できるほか、温対法・省エネ法への報告にも活用でき、脱炭素の取り組みを推進している企業としてのPRに利用できます。環境配慮イベントへの活用など、短期間かつスポットでのカーボンオフセットにも活用できます。

他のクレジットに比べ、J-クレジットには使用期限がないこともメリットのひとつです。

  • Jクレジットは2031年3月31日までは制度管理者が作成するJ-クレジット登録簿において管理されます。 それ以降の取扱いについては、今後の検討事項とされています。
J - クレジットの特徴 イメージ

J - クレジットの種類

J-クレジットを創出する活動の内容に応じて、様々な種類のJ-クレジットが発行されます。そのため、その種別によって活用可能用途も異なります。
お客様がご希望される用途に合ったJ-クレジットを弊社よりご提案いたします。

種類 再エネ(電⼒)
J-クレジット
再エネ(熱)
J-クレジット
省エネ
J-クレジット
森林吸収
J-クレジット
活動内容 太陽光、風力などの
再エネ電源の導⼊
太陽熱、地熱などの
再エネ電源の導⼊
ボイラー、照明などの
省エネ設備の導⼊
適切な森林管理の
実施など
利⽤⽤途 温対法での報告
カーボン‧オフセット
省エネ法での報告
SBT‧CDPでの報告
RE100での報告

ご提供の仕組み

調達を検討されているJ-クレジットの種類、購入量、利用用途等をヒアリングの上で、お客様個々の状況に合わせた調達プランをご提案します。
調達プラン決定後、弊社からJ-クレジット発行機関からの仲介調達を実施します。詳しくはお問い合わせください。

ヒアリング項目(例)

  • J-クレジットの種類
  • 必要量(kWhまたはtCO2)
  • 自社での算出が難しいお客様につきましては、弊社より必要量の算定からご支援いたします。

発行までの流れ

必要とするJ-クレジットの種類・希望購入量などをお客様よりヒアリングの後、代理調達いたします。

発行までの流れ 図

J - クレジットでの
カーボン・オフセット
事例

唐津シーサイドキャンプ2023 ロゴ
イベント名 唐津シーサイドキャンプ2023
日時 2023年5⽉27⽇(⼟)、28⽇(⽇)
場所 佐賀県唐津市波⼾岬
オフセット
対象
唐津シーサイドキャンプ2023の開催2⽇間で排出される以下のCO2
  • 来場者 / 運営者の移動:唐津駅 ⇔ 会場 間のシャトルバスによる移動、自家用車、飛行機、電車など
  • 会場で使用する電力:会場の電気、ポータブル電源
  • 会場で使用する水道
  • 会場で廃棄されるゴミ
オフセット量 約 138t(※)
詳細URL https://shizenenergy.net/2023/05/23/se_ksc2023_offset/
ラキャルプフェス ロゴ
イベント名 ナチュラルコスメやオーガニックコスメの見本市
「My Organic Friends Fes 2023 by Salon de LA CARPE 」(通称:ラキャルプフェス)
日時 2023年6月16日(金)、17日(土)、18日(日)
場所 東京・原宿
オフセット
対象
ラキャルプフェス2023の開催3日間で排出される以下のCO2
  • 来場者/運営者の移動
  • 会場で使用する電力
  • 会場で使用する水道
  • 会場で廃棄されるゴミ(排出ゼロで計算)
オフセット量 約 10t(※)
詳細URL https://shizenenergy.net/2023/05/29/se_la_carpe_offset/
  • 昨年度実績に基づく想定量。実際の無効化量はイベント終了後に集計。

よくあるご質問

Q.イベントのオフセットを考えています。どのクレジットを使うのがいいのでしょうか?

A.弊社では主にJ-クレジットを使用していますが、森林保全・海洋保全など貢献したいプロジェクトや地域によって選んでいただくことも可能です。クレジットの種類によって価格も変わりますので一度ご相談ください。

Q.省エネや森林など、どんな種類のJ-クレジットでも購入可能でしょうか?

A.基本的にはすべて購入可能ですが、タイミングによってはクレジット自体の在庫がない場合もありますのでお問い合わせください。

Q.いつでも購入できますか?

A.いつでも購入可能ですが、クレジットの種類によっては調達にお時間がかかる場合があります。

Q.J-クレジット創出のご相談は可能でしょうか?

A.はい。創出の種類にもよりますので、お気軽にお問い合わせください。

Q.なぜ毎年入札単価が上昇しているのでしょうか?

A.クレジット自体が品薄の中、カーボンオフセットの需要の高まりに応じて、平均落札価格も上昇しています。
特に再エネ発電由来Jクレは活用方法が幅広のため需要が多く価格上昇中です。
<参考>J - クレジットの入札状況の推移(P15)

Q.CO2削減計画を立てるところから相談したいのですが、可能でしょうか?

A.はい。いくつかのCO2削減計画のご支援の事例もございますので、一度お問い合わせください。